医療器具に使用される人に優しい金属のご紹介

医療器具に使用される金属

医療器具に使用される金属は耐久性、生体適合性、および感染防止の特性によって選ばれます。

例えば、ステンレス鋼は優れた耐食性と強度のために多くの医療器具で使用れれています。

一般的には、外科手術用の器具、ピンセット、はさみ、針、ステントなどに使用されます。

さらに、ステンレス鋼はクリーニングや滅菌が容易であるため、感染のリスクを低減させることが可能です。

純チタンおよびチタン合金は非常に軽量でありながら強度が高く、生体適合性が非常に優れているため、

アレルギー反応や拒絶反応のリスクが低い金属です。

これらの特性から、純チタンは、人工関節・骨の固定具・義歯のインプラント・心臓用バルブなど幅広く使用されています。

 

医療器具に使用されるステンレス鋼

医療器具用やアクセサリーに使われるステンレス鋼で有名なのがSUS316Lというステンレス鋼です。

SUS316Lは生体に対する反応が非常に少なく、アレルギー反応を引き起こしにくいため、体内に埋め込む医療器具に適している特殊な種類のステンレス鋼です。

SUS316Lは、外科手術用(サージカル)に使用されるステンレス鋼であるため、一般的に「サージカルステンレス」と呼ばれます。

SUS316Lは、鉄(Fe)、18%のクロム(Cr)、12%のニッケル(Ni)、および2%以下のモリブデン(Mo)を含むオーステナイト系ステンレス鋼で、標準的な316タイプよりも炭素含有量が少ないです(0.03%以下)。

また、モリブデンの添加により、特に塩素含有環境(例えば、海水や塩素消毒された水)での耐食性が向上します。

このように、SUS316Lは、その優れた耐食性、強度、および生体適合性のために、外科用インプラントや手術器具に広く使用されています。

 

医療器具における重さの比較

ここまでは、体に安心安全なステンレス鋼とチタンが医療器具に適している事をご紹介しました。

ここからは、チタンとステンレスで重さがどれだけ違うのかを検証します。

板厚1.0mmでステンレス鋼とチタンで医療器具イメージ部品を制作し重量比較を行いました。

 

画像の通り、純チタンの方が約10g軽いです。

今回は、板厚1.0mmで比較を行いましたが、この板厚が厚くなればなるほど、大きさが大きくなればなるほど、ステンレス鋼と純チタンの重量比は大きくなります。

まとめ

医療に使われる、耐食性が高く、高強度で耐久性があり、人体に優しい金属の代表であるステンレス鋼とチタン。
軽量で耐食性、生体適合性という面ではチタンの方が優れておりますが、トータルコストやたわみなどからステンレス鋼の方が有利になるケースもあります。
適材適所で選択いただくのが効果的です。

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