こちらは、船舶上に設置するクレーンの台車が移動しやすいように表面を平滑に研磨加工した事例です。
クレーンの床材には3つの必要な機能があります。
これらの機能を付加するには耐食性が高くて耐荷重が大きい、分厚いステンレス鋼を使用する必要があります。
しかし、分厚いステンレスは熱間圧延材であるため、表面に黒皮(酸化膜)が付着しています。
黒皮が付着していると凹凸があり表面が粗く、平滑度が低いステンレスになります。
そのため、切削・研磨して平滑度をあげる必要がありますが、台座を安定させるためにある程度の表面粗さを保持しなければいけません。
酸化膜の除去と表面粗さの調整が重要な加工事例です。
こちらは船舶上に取り付けられる輸送用大型タンクの接合部分への滑り防止機能を検討した事例です。
複数の切削・研磨加工を施すことで滑り止め機能を付加しています。
こちらは、ステンレス鋼の素材特性を活かして対応しています。