機能性研磨加工受託サービス

多様な研磨加工技術で、最先端の開発・設計をサポート

弊社は、創業以来、ステンレス鋼を中心にあらゆる研磨過去技術を構築してまいりました。　多くは建物などに使用される装飾的な研磨仕上げではありますが、シリコンアイランド福岡に立地している関係で、機能的に優れた研磨加工も技術構築してまいりました。
また、研磨加工は単一の研磨のみならず、その複合化が特性の本質的な発現につながる可能性があります。
新たな技術開発や設計、新しいテクノロジーの発見にお役に立てれば幸いに存じます。　研磨受託サービスについて以下、ご説明申し上げます。

受託機能性研磨加工の種類

機能性研磨加工にはさまざまな研磨加工手法があります。
用途用法をご教授いただきながら、複合化させていただくことで新たな機能を発現し、提供することが可能となります。

グラインディング加工

主に、熱感圧延材、HOT材、鋳物など、表面に厚い酸化膜のある（通称黒皮）商品に対して行います。
グラインディング粒度は多岐に渡り、さまざまな表情や特性を付加することが可能となります。
板幅3000mm 長さ6000mm　重さ2.8tまで対応が可能です。

サテン加工

細かな粒度のもので、テカリを抑えつつ煌めきを残す加工。
特にアルミニウムなどの表面に使用し、アルマイト処理での効果を向上させる加工。

バフ加工

各種金属への光沢付与に使用する加工方法。
防眩効果のある鈍い反射から、鏡のような反射、解像度を得ることのできるミラーフィニッシュまで幅広く対応可能な加工方法。
それぞれ、装置構造が違いますが、光沢複合化による反射抑制効果など特に、解像度や、映り込み、反射に影響を与える加工方法です。

スクラッチ加工

金属表面にさまざまなスクラッチをつけることで機能を付加する加工方法。
光沢面上にスクラッチを方向性配置することで動作時の写り込みの変化や全体的に薄くスクラッチを入れていくことで半光沢と防眩を確保できる加工方法となります。
スクラッチの粒度は幅広く、さらにスクラッチ方式も多様であることからさまざまな機能に対して追求できる加工方法です。

ブラスト加工

多種多彩なメディアを使用することで、さまざまな特性を発現させることができる加工方法。　微小バリ除去や親水性の向上、接触面積の低減、表面硬度向上、滑り性の向上や抑制、防眩効果　など、さまざまな機能を発現で切る加工方法です。
大きさは4000mm x 4000mm x H2500mmまで通常対応可能です。

適応素材について

様々な金属材料へ受託加工が可能となっています

ステンレス鋼

汎用的なSUS304やSUS430だけではなく、二相ステンレス鋼、高耐食フェライトステンレス鋼、耐熱ステンレス鋼、省資源化ステンレス鋼、など、様々なステンレス鋼に対応できます。
熱間圧延材から冷間圧延材まで幅広く対応できます。
さらに、板形状から、パイプ、型鋼、加工物、溶接加工物、鋳物まで対応可能です。

チタン

TP270,TP340などの純チタンを中心に、あらゆる研磨加工と発色、蒸着加工が可能です。　合金チタンは一部の加工で対応が可能となります。

アルミニウム

基本的にどんなアルミ種でも対応できますが、前提条件としてアルマイト加工が施されていないことが条件となります。
アルマイト加工が施されていると、その皮膜を剥がす際に不具合が生じるために、基本はアルマイト加工前の加工が原則です。

銅系

純銅や真鍮など様々な銅種に対して加工可能です。
ただ、加工後は速やかに表面を保護しておかないと、銅の酸化特性により変色が発生します。
それゆえに、機能性研磨加工後の処理もきめておく必要があります。

その他

アロイ系、特殊金属にも対応が可能です。

機能性研磨加工の実績

＜半導体製造装置＞
アルミ製シャワープレート
チタン製ステージ
ステンレス製放熱部品
薬液カバー部品
外装パネル
フレーム
液体配管内面研磨・外面研磨
＜液晶製造装置＞
プラズマアッシングステージ
プラズマエッチングステージ
アルミ製チャンバー
アルミ製シャワープレート
ロードロックゲート
チャンバー構造部材（厚板）
防着板
防着板（厚み制御機構）
＜露光装置＞
露光ステージ
＜太陽光発電パネル装置＞
輸送ステージ
光昇温ステージ
基板ステージ
ロードロックチャンバーゲート
チャンバー構造部材（厚板）
＜食品機械＞
天板
配管部品　など