ケーススタディ1【展示用テーブル】

ご依頼:展示会で映える、ラグジュアリーなテーブルをつくりたい

ある日、デザイン会社の担当者様から「展示会で使う特別なテーブルを製作してほしい」とご相談をいただきました。
店舗什器というより、ブランドの世界観を印象づけるような“見せるテーブル”をお求めでした。
木の温かみと金属のクールさを組み合わせ、ラグジュアリーで存在感のあるデザインを実現したいというのがご希望です。

設計:持ち運びやすく、美しく

展示会では設営や撤収のしやすさも重要です。
そこで、当社では脚の部分を脱着式に設計し、天板をビス止めすることで、工具ひとつで簡単に組み立て・分解が可能な構造にしました。
また、脚部をステンレスビーズブラストにすることで、木製の天板とのコントラストにより、ラグジュアリーな外観と機能性を目指した設計にしました。

展示用テーブル図面

製作:美しさと精度を両立する金属加工

今回のテーブルの脚部はステンレスのビーズブラスト仕上げ
美しい表面を実現するために、工程を慎重に組み立てました。

  1. 下地研磨加工
     まず、材料の段階で全面的にブラスト用の下地研磨を行います。
  2. 切断・穴あけ・溶接
     次に、切断や穴開けなどの加工を行い、溶接によって脚部を組み立てます。
  3. 研磨によるライン消し
     溶接が完了した後、溶接ラインが見えないように修正研磨を行い、下地を再度整えます。
  4. 最終仕上げ(ビーズブラスト)
     最後にガラスビーズブラストを丁寧に当て、滑らかでマットな質感に仕上げます。

仕上がった脚部は、木製天板とのコントラストが際立つ上品な輝きを持ち、展示会場でもひときわ目を引く存在となりました。

なお、現在では耐指紋性を高めるためのガラスコート仕上げをオプションとしてご提案しています。

展示用テーブル

このように、
「展示会で使うオリジナル什器を作りたい」
「既製品にはないデザインや質感を求めている」
といったご要望にも、設計から仕上げまで一貫して対応可能です。

お客様のイメージや用途をお聞かせいただければ、最適な素材と構造をご提案いたします。