ブラスト加工受託

機能性と意匠性を引き出す表面処理技術

ブラスト加工受託

「ブラスト加工」とは?

ブラスト加工は、細かなメディアを高圧で吹き付けることで、金属表面に特定の質感や性能を付加する表面処理技術です。当社では、アルミナ系ブラストやガラスビーズ系ブラストをはじめ、さまざまな用途に対応する特殊なブラスト加工も提供しています。機能性の向上だけでなく、美観にもこだわり、高精度な表面仕上げで多くの業界のニーズに応えます。

ブラスト加工受託

特徴とメリット

1. 幅広いメディアに対応

アルミナ系ブラスト:硬度が高く、素材の表面強化に適しています。主に耐摩耗性を向上させるために利用されます。
ガラスビーズ系ブラスト:柔らかな仕上がりと美しいつや消し感を実現するため、意匠性が求められる用途に最適です。
特殊ブラスト:独自のメディアを使用することで、機能性とデザイン性をさらに高める加工が可能です。

2. 粒度の選択で多彩な仕上がりを提供

粒度は#30から#200まで対応可能です。粗い粒度を使用することで強いテクスチャを生み出し、細かな粒度で滑らかな仕上がりを実現します。これにより、目的に応じた質感と性能を引き出せます。

3. 大物・小物の加工に対応

最大サイズ:3,500mm × 3,500mm × 3,500mm
重量制限:2.8トンまで(クレーン移動可能)
大型設備から精密部品まで幅広いサイズの加工を承ります。これにより、産業機械の大型構造物からインテリア向けの小物部品まで、さまざまなニーズに対応します。

4. マスキング技術で精密なブラスト加工が可能

ブラスト不可の部分へのマスキング対応や、指定範囲への部分的なブラスト処理も承ります。複雑な形状や多層構造を持つ素材でも、狙った部分だけを選択的に加工することが可能です。さらに、複合処理やアート的な加工にも対応し、お客様の独自のアイデアを実現します。

他社との差別化ポイント

内製化されたブラスト装置で精度の高い仕上げを提供
当社ではブラスト装置を内製化することで、他社では解決が難しい歪みやうねりの問題にも対応してきました。これにより、寸法精度が重要な部品や、美しい仕上がりが求められる製品でも、信頼性の高い加工をお約束します。

研磨技術との組み合わせで新たな機能を付加
ブラスト加工の前後に、当社のグラインディング研磨やバフ研磨を組み合わせることで、独自の付加価値を生み出します。例えば、グラインディング研磨で整えた下地にブラスト加工を施すことで、高い耐摩耗性と美しい質感を両立。さらに、バフ研磨との組み合わせによって、機能的な表面に高い意匠性を加えることも可能です。

ステンレス素材処理

特徴

  • ステンレス素材に対しての処理方法です。
  • 素材成型時、素材溶接時の表面介在物(スケール)、汚れ、溶接ライン等を除去し、均一な表面に整える表面処理。表面は若干ざらついた表面となる表面研磨処理です。
  • 形状は全ての形状(板、角パイプ、丸パイプ、H鋼、アングル、チャンネル等)に同様に処理可能です。
  • 素材構成も熱間圧延母材、冷間圧延母材、へ同様の仕上で対応できます。 

業界別活用事例

医療機器
医療器具の表面にガラスビーズブラストを施すことで、清潔感のあるつや消し仕上げを実現し、細菌の付着を防止します。また、部品の耐久性を向上させるアルミナ系ブラストも活用されています。

食品産業
食品加工機械の表面にブラスト加工を施すことで、非粘着性の表面を形成し、食品残渣が付着しにくくなります。これにより、清掃の手間を軽減し、衛生基準を満たした状態を維持します。

建築・インテリア
建材の表面にブラスト加工を行うことで、金属の質感を活かしながら美しいテクスチャを付加します。これにより、高級感のある建築用パネルやデザイン性の高い家具部品が完成します。

化学・プラント設備
耐食性が求められる設備に対して、アルミナ系ブラストで表面を強化。さらに、グラインディング研磨との組み合わせにより、耐久性と見た目の美しさを両立した製品を提供します。

ブラスト加工の後工程対応

マスキング処理:指定範囲以外へのブラスト加工を防ぎ、複雑な形状でも正確な仕上げを実現します。
脱脂作業:加工後に付着した油分や汚れを徹底的に除去。清潔な状態での納品を保証します。
表面保護テープの貼り付け:完成した製品の表面を保護し、輸送中の損傷リスクを軽減します。

当社の研磨技術の強み

ブラスト加工のご相談やお見積もりの依頼は、ぜひ当社までお問い合わせください。大型部品から小型製品、特殊素材の加工まで、幅広く対応いたします。技術力と信頼のサービスで、お客様のプロジェクトを全面的にサポートいたします。